「直葬」という故人を送る最低限の葬送方法がある。
皆さんも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
そう思ってインターネットを検索するとたくさんの記事が出てきます。
しかしたくさんの記事が出てくるが故に、どれが良いのか分からないという話を聞くこともあります。
そこでこの記事では3か所の直葬プランをまとめて比べてみました。
実際に葬儀をおこなう時にお願いする葬儀社は、お住いの近くにあるところになると思いますが、直葬の金額やプランの内容などを決める一つの参考にしていただければ幸いです。
通夜と葬式をおこなわない、直葬。
通夜とお葬式をせずに、身内のみ火葬場で故人を見送る「直葬」。
年々お葬式に参列される方の数は少なくなってきていますし、コロナ禍も相まって今ではこの直葬を選ばれる方が増えてきています。
たくさんの方が参列できるお葬式ではありませんので、直前まで現役でお仕事をされていた方のお葬式には向きません。後々自宅へたくさんの方が弔問される可能性があります。
しかし費用も極端に抑えられますので、高齢の方や近隣との繋がりが薄い方に多く選ばれているようです。
寂しいと思われがちな直葬ですが、参列者への対応も少ないためゆっくりとお別れできたという意見も多く見られました。
高齢化が進む日本では、間違いなくこれから増えていく形の葬儀だと思いますので、まだ葬儀に縁がない方も頭の片隅にいれておいて下さい。
直葬の費用を紹介

皆さんのお住いの地域にある葬儀社は地域密着のようなところが多いと思います。
しかしインターネットに掲載されている情報は、葬儀場と利用する人を繋ぐ仲介会社の葬儀プランが目立ちます。
今回メインで紹介するのは、葬儀社とお客さんを仲介する会社が打ち出している金額になります。(最後は仲介会社ではない、地元石川県の葬儀社の直葬プランを紹介します)
なので、皆さんのお近くにある葬儀社が、ここで紹介する仲介会社と提携していない場合は紹介するプランは使えません。
また以下に紹介するプランに入っていない料金もあります。
①火葬料金
・各自治体により無料~78,000円(目安です)と幅広いです。
②宗教者へのお布施
・宗教儀礼のない直葬プランもあります。
また火葬場の空状況などで、安置時間が延びるなどのオプションが発生することもあります。ドライアイス代などですね。
このように、打ち出してある金額のままいかない可能性も大いにありますが、あるということをしっかりと押さえておけば対応できるでしょう。
小さなお葬式
全国4000ヶ所の式場と提携をする小さなお葬式のプランです。仲介会社の中でも葬儀受注件数ナンバー1です。
地元の葬儀社のHPを見ていると、よく小さなお葬式の広告が載っています。小さなお葬式の強さがよく分かります。
直葬のプランは2つあります。
①小さな火葬式
※小さなお葬式HPより
こちらのプランは事前相談・資料請求をすれば3万円が割り引かれ、税込み174,900円になります。
小さなお葬式のプランの中でも、この「小さな火葬式」は約30%の方が選ばれているそうです。
小さなお葬式プラン(税込み)※資料請求5万円引きの価格 | ||
小さなお別れ葬 | 86,900円 | 1~5名(仏具無し) |
小さな火葬式 | 174,900円 | 1~10名 |
小さな一日葬 | 328,900円 | 5名~(1日) |
小さな家族葬 | 438,900円 | 10名~(2日間) |
小さな一般葬 | 658,900円 | 30名以上(2日間) |
このプランを利用された方々のインタビューも載っていますので気になる方はこちら(小さなお葬式HP)よりご覧ください。
皆さん費用や対応に満足しておられます。
しかし、これだけCMも全国に展開しているような会社でも、実際に費用を支払ったり、担当者と打ち合わせをするまでは、「追加費用は本当にかからないのか?」と不安になる方もおられるようです。葬儀費用については、それほど良くないイメージがついているのです。
公式HPのインタビューはもちろん良いものが載っているのですが、あくまで私の調べですが、他の評価を見ても「追加費用がかかった」「雑に扱われた」という評価は見られなかったように思います。(もちろん何をしても追加で費用がかからないわけではありません。追加でかかるオプション費用はしっかりとホームページに載っています。)
・安置費用
プランで規定する安置の日数を超えてしまう場合、
追加で1日11,000円(税込)かかります。火葬式プランは3日間まで安置が含まれています。
・付き添い面会費用
火葬式プランは面会が限られています。いつでも面会したい、付き添いをしていたい場合はお部屋が必要となりますので、1日55,000円の追加料金がかかります。火葬式プランが安い分、高く感じますね。
その他、霊柩車での移動距離が一回50キロを超える場合(10キロあたり5,500円)や高速道路を使う場合などには追加費用がかかります。
②小さなお別れ葬
そして最安値のプランがこちらです。
※小さなお葬式HPより
税込みで86,900円です。
このプランには、お別れの花束から仏具に位牌も付いていません。なので宗教者を呼んでのお参りもありません。
また対面する時間も火葬場に集まった少ない時間のみとなっています。
お別れ葬も火葬式と同じようなオプション費用がかかります。火葬式と違って無料での安置期間は2日間ですので注意しましょう。
イオンのお葬式
イオンのお葬式の直葬には3つのプランがあります。
スタンダートプラン(イオンライフの火葬式)
スタンダートなプランでは消費税込みで203,500円となっています。
自宅安置が4日間出来るなど手厚い部分もありますが、小さなお葬式よりも少し高い金額になっています。しかし、資料請求で5,500円引き、申し込みからの日数が経てば経つほど割引がされるそなえ割を活用すればスタンダートプランであれば最大22,000円の割引があります。(併用は出来ません)
通夜や葬儀はありませんが、納棺の儀式や別れの儀式があると書いてありますね。宗教者を呼ぶことを想定してあるようです。
・安置日数
安置の期間が規定の日数を超えると、1日11,000円の追加料金が発生します。小さなお葬式と同じ料金ですね。しかしこのプランには4日間という長めの安置期間がついています。
・霊柩車、寝台車の移動料金
50キロを超える移動距離には追加料金がかかります。金額の記載はありませんでした。小さなお葬式は10キロあたり5,500円でしたね。
主なものはこれくらいです。他にも神式でおこなう場合など、追加に費用がかかるものがホームページに載っています。
イオンライフの直葬プラン(無宗教火葬)
次に宗教者を呼ばないプランです。
※イオンのお葬式HPより
イオンライフの火葬式と違う点は、納棺の儀式やお別れの儀式がない点です。宗教者も呼びません。
追加でかかる費用は火葬式と同じです。ただし、安置の無料期間は3日間となっています。
シンプル火葬プラン
次に最低限必要なものを準備するシンプルなプランです。
※イオンのお葬式HPより
小さなお葬式の小さなお別れ葬と同じようなサービスです。こちらも宗教儀礼はおこなわれません。
追加でかかる費用は上に紹介した2つと変わりありません。ただし安置期間は2日間です。
位牌や遺影写真や面会は含まれませんし、資料請求割引もそなえ割も対象外となっています。
きぼう葬社(石川県)
私の地元、石川県金沢市の葬儀会社です。
石川県でも直葬はおこなわれていますが、まだホームページに直葬のプランを用意していない葬儀社もあります。
その中で、きぼう葬社は石川県では早くから低価格の葬儀料金を打ち出している葬儀会社といえます。
仲介会社ではありません。お近くの葬儀会社のプランと比べて参考にしてみてください。
※きぼう葬社HPより(ほたるプラン)
ほたるプランとゆらぎプランいう直葬プランがあります。
金額は10%の消費税込みで130,900円。
直葬でも、仏具を用意したり、安置の日数などにより基本プランの費用が変わってきます。このプランは安置が出来ません。火葬場へ直接運びます。
シンプルなプランとしては、イオンや小さなお葬式のような大手より金額は高くなっていますが、仏衣やお別れの花束がついています。
※きぼう葬社HP(ゆらぎプラン)
一時安置をしてから火葬場へいくプランです。税込みで185,900円
小さなお葬式やイオンのスタンダートプランと同じような価格ですね。追加費用に関しての記載はホームページ上には見られませんでしたが、「予算をかけたくない」「予算がない」という施主に早くから応え続けている会社なのでプロフェッショナルな対応をして下さるのではないでしょうか。
直葬の費用のまとめ
こうまとめて見ると全ての会社ではないでしょうが、直葬でもプランが2つ以上に分かれています。
宗教儀式の道具や安置の日数など、細かなサービスで金額が変わってきています。
小さなお葬式プラン(税込み)※資料請求5万円引きの価格 | ||
小さなお別れ葬 | 86,900円 | 1~5名(仏具無し) |
小さな火葬式 | 174,900円 | 1~10名 |
イオンのお葬式(税込み) | ||
シンプル火葬プラン | 99,000円 | 人数記載なし |
直葬プラン | 147,400円 | 10名程度 |
スタンダートプラン | 203,500円 | 10名程度 |
きぼう葬社(税込み)(石川県) | ||
ほたるプラン | 130,900円 | 人数記載なし |
ゆらぎプラン | 185,900円 | 人数記載なし |
記事の始めにもありましたが、地方ではまだこの直葬がそこまで広がっているわけではありません。
例えば私の近所では、本記事で紹介した小さなお葬式とイオンのお葬式と提携している葬儀社はありません。
そういった場合でも、直葬の中身を知っておけば、こちらから希望を提案し、直葬に限りなく近いプランにすることは十分に可能です。
葬儀の金額や内容を理解し、自分で決める。これが後悔のない葬式をおこなうにあたって大切なことです。
是非、参考にされて下さい。