火葬場での過ごし方【流れと注意点】

 

火葬場での過ごし方をご存じですか?
火葬場での立ち居振る舞いや流れを知っておきましょう

葬儀後の火葬場では、参列者や遺族が故人を最後に見送る大切な場面です。

本記事では、火葬場での過ごし方の流れや控室でのマナー、参列者としての注意点を解説します。

 


火葬場の役割と一般的な流れ

火葬場の役割

火葬場は、故人のご遺体を火葬する施設で、日本の葬儀文化の中で欠かせない場所です。

この場では、遺族や参列者が最後のお別れをおこない、故人を見送る儀式がおこなわれます。
火葬場では、地域や宗教によって火葬のプロセスや儀式の詳細が異なるため、事前の確認が重要です。

火葬後そのまま、その施設内で会食があったり、中陰法要があったり、石川県内でも流れは異なります

火葬場の控室や設備も施設によって異なります。
一部の火葬場では、親族がリラックスできるような広々とした控室や、子供用のスペースが用意されている場合もあるようです。

火葬場での一般的な流れ

火葬場での流れは、地域や葬儀社によって若干の違いはありますが、一般的には以下のように進みます。

  1. 火葬場への到着
    霊柩車とともに火葬場に到着。遺族や参列者は案内に従い控室に入ります。もしくはそのまま火葬炉前でのお別れの場に向かいます。
  2. 火葬炉前でのお別れ
    棺が火葬炉前に運ばれ、最後のお別れのお勤めがおこなわれます。石川県では参列者は順番に焼香をし、故人と最後のお別れをします。
  3. 火葬
    故人が火葬される間、遺族や参列者は控室で過ごします。この時間は約1~2時間程度です。
  4. 収骨
    火葬が終わると、遺族や近親者が骨上げ(遺骨を拾い上げ、骨壺に納める)をおこないます。(収骨)
  5. 火葬場を退出
    収骨が終わると火葬場を退出し、次の中陰法要の会場に向かいます。

 

火葬場の控室での過ごし方

火葬場 過ごし方

控室でのマナー

控室では、遺族や参列者が火葬を待つ間を過ごします。
この場ではもちろん礼儀や配慮が必要です。

  • 心静かに過ごす
    昔はどんちゃんやるのが故人への手向けだという方もおられたでしょう。思いはそれぞれですのでそのことを否定するわけではありませんが、故人への思いを語れる場であれば良いですね。
  • 服装を整える
    喪服やフォーマルな服装で控室内でも崩れた姿勢にならないように心がけます。見送る最後の場ですからお世話になった方に失礼のない時間を過ごしましょう。
  • 飲食について
    控室で提供される飲食物(お茶や軽食など)がある場合、節度を持っていただきます。会食が併設されている施設もあるでしょう。

待ち時間の過ごし方

火葬中の待ち時間は1~2時間ほどです。
この間、親族や知人と故人の思い出を語り合う時間を共有しましょう。

小さなお子様がいる場合は、他の参列者への配慮を忘れず、状況に応じて外に連れ出すなどの対応が必要なこともあります。

皆さん温かい目で見て下さいますけれどもね。

控室内の環境に応じて、施設の設備(椅子や飲料サービスなど)を活用することで、待ち時間を快適に過ごすことができます。ゆったりとした椅子が多く配置されている火葬場が多い印象です。


火葬炉前

お別れの儀式

火葬炉前では、僧侶の読経、焼香や棺に手向け花をする儀式が行われます。

・棺に物を入れる場合は火葬場のルールを確認してからにしましょう。

お花は葬儀が終わったあと、その会館でお花を棺に入れることが多い印象があります。
最後に御礼の言葉や「お疲れ様」と言葉をかけてあげてください。生前中思っていたけど伝えられなかった気持ちは誰にでもあると思います。

最後に気持ちをお伝え出来たことは、これからの励みになると思います。

火葬場では、全体の流れを円滑に進めるため、案内係やスタッフの指示に従いましょう。

動作を丁寧に行うことで、故人に対する敬意が伝わります。

お辞儀や合掌

火葬炉に棺が入る前や後に、軽くお辞儀をし、手を合わせて故人に礼をします。

決まったタイミングはないですが、火葬場の職員の方のタイミングに合わせられれば良いと思います。

 


火葬場で気を付けたいポイント

火葬場 過ごし方

時間の管理

忙しい日の火葬場のスケジュールはタイトに設定されていることもあります。

案内があった場合は迅速に行動し、全体の流れを妨げないよう注意しましょう。

一日に何件も葬儀があり、火葬場がせわしなく動いている日もあります。

都会だとよく火葬場が何日も待たないといけないということがあるようですね

アナウンスを聴いたり、職員さんの指示をよく聞いておきましょう。

参列者間の交流

参列者同士で挨拶や会話を交わすことは大切ですが、控室内や火葬場では、控えめな言動を心がけましょう。

ご遺族の皆様のための葬儀でもあり、故人に最後に礼を伝える場でもあります。

ご遺骨

ご遺骨は故人そのものですから私たち日本人にとっては大切です。

お骨は骨壺に入れ、しばらく自宅に置いておくか、お寺やお墓にその日のうちに納めるかはそれぞれの地域の風習で異なりますが、両手でもつなど丁寧に扱いましょう。

骨壺二つに分けて入れるのか、そもそも入れ物は骨壺なのか、職員さんやお寺さんに聞いておいて下さいね

子どもや年配の方々と一緒の場合

おこさまへの配慮

小さなお子様を連れて火葬場に参列する際、配慮が必要なポイントを追加で紹介します。
子どもたちは環境に敏感で、親が予想しないタイミングで泣いたり走り回ったりすることがあります。

  • 静かにしようね
    「じいちゃんとの最後のお別れの場所だから、ここは静かにする場所だよ」と子供に教え、簡単な約束ごとを決めておきましょう。短時間であれば、大人しくしていられる子も多いです。お別れの悲しさなど、気持ちを我慢させる必要はありませんが、気にかけてあげましょう。
  • 子供が飽きない工夫
    お絵かき帳や静かに遊べるおもちゃを持参することで、待ち時間を持たせやすくなります。ただし、控室の静かな雰囲気に合ったおもちゃを選ぶことが大切ですね。
  • 付き添いの準備
    子供がぐずった場合に備え、もう一人付き添いの大人を用意しておくと便利です。この人が控室の外に連れ出すなどの対応をすることで、周囲への影響を最小限に抑えられます。個人的には少し騒いだりする程度なら問題はありません。

年配の方への配慮

年配の方は、体調や足腰の問題から長時間の待機や収骨時の動作が難しいことがあります。
以下のような細やかな配慮をすることで、快適に過ごしてもらえるでしょう。

  • 必要なものを揃えておく
    控室で飲むための温かいお茶や軽食を準備するほか、膝掛けなどの防寒具を用意しておくと喜ばれます。事前に車椅子の準備なども伝えておきましょう。
  • 適切な席を確保
    高齢者が腰掛けやすい椅子やソファの場所を確保し、座りやすい席を案内しましょう。特に足が悪い方にはトイレに近い席を用意すると安心です。
  • 負担を減らす手助け
    長時間立つ場面では、近くに椅子を用意しておき、随時休める環境を作ります。また、収骨作業が難しい場合は、代わりに若い家族が担当するなどして対応しましょう。

体調管理

火葬場では感情的な場面が続き、悲しみや疲れが影響して体調を崩す方もおられます。
特に年配の方や体調のすぐれない参列者に対して、周囲が注意を払いましょう。

  • 水分補給を忘れずに
    控室で提供されるお茶や水を勧めるなど、水分補給を促しましょう。特に夏場や暖房が効きすぎる冬場は脱水症状のリスクがあります。
  • 休憩の促し
    長時間同じ姿勢で座るのは体に負担をかけるため、適度に席を立って体を動かすよう声をかけましょう。
  • 緊急時の対応準備
    念のため、近くの病院や緊急連絡先を事前に確認しておくと安心です。特に持病のある高齢者の場合、必要な薬を持参しているか確認しましょう。
故人が亡くなられてから管理されたスケジュールが続きます。ご遺族に配慮して「私は大丈夫」と言われる方もおられると思いますが、配慮を忘れないようにしましょう

配慮が伝わる「気遣いの一言」

年配の方やおこさまがおられる場合、周囲への配慮を伝える簡単な一言が場を和ませます。

  • 高齢者には「ここで少し休んでくださいね」と声をかけると安心感を与えます。
  • 子供の保護者としては「ご迷惑をおかけするかもしれませんが、よろしくお願いいたします」と事前に伝えると、周囲の理解を得られやすくなります。

 


まとめ

この記事で紹介したポイントを事前に把握しておけば、当日もスムーズに行動でき、参列者同士が穏やかな時間を共有することができるでしょう。

地域や施設ごとの特徴を事前に確認し、適切な準備を整えることで、遺族への敬意をしっかりと示せます。日本の葬儀文化を尊重しながら、落ち着いた対応を心がけましょう。
ABOUT ME
まんじ
石川県の終活アドバイザー。葬送儀礼について発信しています。